『夜のピクニック』 恩田陸
![]() | 夜のピクニック (新潮文庫) (2006/09) 恩田 陸 商品詳細を見る |
年齢的に、こうした青春小説には
感情移入が出来ないのではないかと
ずっと敬遠していたのですが、
偶々、知人がこの小説のモデルになった学校の出身で、
「本当にしんどかったんですよ〜。w」と聞き、
パラパラとめくってみました。
めくってみて、あっという間に引きずり込まれました。
特に大きな事件が起こるわけではなく、
ごくごくありふれた高校生たちの中に、
ちょっと特殊な関係の女子と男子がいて・・・
彼らの心情を中心に「歩行祭」というイベントが進んでいく。
それだけなのに、なぜ、こんなにも切ないのでしょうね?
もうすっかり大人になってしまった自分にも
かつてはこんな時間があったという懐かしさ、かなぁ?
女子高だったので、高校生活そのものには
なんの華やぎもなかったのではありますが、
同じ市内の男子高との文化祭交流があったこの季節だけは
それなりに「小さな賭け」にドキドキしたこともあったしねぇ。
小説の中の「歩行祭」が終わりに近づくにつれ、
もっと読んでいたいという思いが強くなった作品でした。
ももやんのオススメ度 ★★★★★
内容(「BOOK」データベースより)
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
- Posted at:
- 2007年
- 09月
- 02日
- (日)
- 22:25
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